全滅三五郎/Captain Sige Sige(名古屋・Tokuzo) 2001.01.06.(土)
[前売:1,500円/当日:1,800円]



今年初のライヴ。以前全滅三五郎のライヴにアンケートを提出していた為、昨年の内に、奇麗にプリントされた『新春演奏会御案内』というDMが届いていたが、私はそれよりも前にしっかりと前売券を購入していたのだが。

先ずは、キャプテン・シゲシゲから。ベース&ヴォーカル(山口敬博)、ギター(一吉)、ドラム(CHIEZO)という構成。ドラムは女性で、楽器はフロア・タム2個、スネア、シンバルという変わったセッティングで、しかも立ったままそれらを叩く。(故に、バスドラムは使っていないのではないだろうか?) 更に、フロア・タムの音を拾うマイクはエフェクターを通している様で、ボーン、ボーンという変調された音や、ノイズ迄作り出していて、なかなか興味深い。
ベースは、ストロークして高い音圧を作り出しており、バンドのカラーがかなりこれで決まっている様に思う。少しLIZARD辺りを連想してしまうのだが...。カウントが入ると曲が終わる、というのはなかなか面白い。
毎回見て思うのだが、ギターの音色(エフェクター)を派手にすると、相当に面白いのではないだろうか。『あの音だと面白いな、こう弾くと良いな』と勝手に頭の中で音を色々と作りながら聴いている自分に気が付いた。約45分の演奏。
それにしても、キャプテン・シゲシゲと聞くと、『死ね死ね団』を連想してしまうのは私だけか?

セットチェンジと暫しの休憩を経て、全滅三五郎の登場。ヴォーカル(遠藤豆千代)、スティック(弓削 聰)、ドラム(丸市)という変則的な構成ながら、スティック(正確には、koyabu-board)の弓削がベースと、ギター、或いはシンセサイザー音を同時に演奏する事になる為、音数が少ないという事は無く、更にコーラスに於いてもヴォーカルの遠藤豆千代がやや低音であるのに対し、弓削が高音のパートを受け持つ形となり、うまく調和が取れている。その音は、プログレッシヴ・ロック風ではあるが、基本的にはストレートなロックではないだろうか。
この日は前回のライヴの様に、曲目表/歌詞の配布は無かったが、その曲目表/歌詞を手元に参照した所、セットリストは以下の通り。

 改造
 顔のない群れの中で
 全滅の歌
 進化の約束
 しずく
 遠い道のり
 双眼鏡
 網膜
 贖罪のアナグラム
 ジオラマ
 デカメロン
 小さな世界
 夜重
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 網膜
前半はかなりテンションが高い演奏だったが、何故か終盤の2曲はゆったりと沈んで行く様な展開で、そのままアンコールに持ち込むには、かなり勇気が要る様に思われた。アンコールで再度演奏された『網膜』は、弓削がギターを、丸市がパーカッションという、アレンジを全く変えての演奏。

この日気が付いた事は、ドラムが、例えてみれば、メロディーを奏でている、或いは歌っている為、演奏にこれだけの厚みが出るのではないかという事。約1時間20分の演奏。

それにしても、Captain Sige Sigeが終了したら、帰ってしまう人も居て、これは勿体ないなと感じた。


(2001.01.09.)


2001