)))) 2002年・09月−10月の日記 ((((



自宅にて
兎に角、外出する事が激減した。

ライヴには、一度だけ出掛けたが、周囲を見ても、独りでで来ている人等誰も無く、余計に落ち込むだけだった。

CDを購入する事も余り無くなり、事前に予約してあった物をやむを得ず購入するか、少し興味の有る物に手を伸ばしてみた程度。

音楽に対して興味が持てないのだ。しかし、音楽は、私にとって生活そのものだったので、全てが失われてしまった様な感覚である。

ある友人は、それを私の「ターニング・ポイント」と言ったのだが、未だ、私は何処に行こうとしているのか、全く判らない。
2002年09月10日 22時29分11秒

ライヴには出掛けたのは一度だけだったが、月光虫のヴォーカリスト、かわかみさんが出演する「光の庭」には、5公演中、3公演に出掛けた。こういった事でしか、私は、彼女に恩返しが出来ないので。

1回目は、私が精神的に不安定であった為、芝居の内容が今一つ理解出来なかったのだが、終盤に彼女がステージで歌うシーンが有り、偶然にも私の目の前で彼女は歌ったのだが、その歌声に、私の心は震えた。其処に光が見えたとでも言えば良いだろうか。この彼女の歌が収録されたCDを購入して帰宅。

2回目は、ストーリーの伏線が理解出来た為、その内容が理解出来始める。多少なりとも、心に余裕が出来たのだろうか。

3回目(最終日)は出掛ける予定は無かったのだが、前日、公演途中に彼女の腕に傷を見つけ、身体を張って演じる彼女に私が力になれるのは、兎に角公演に出掛ける事、又、彼女の歌声をもう一度聴きたいという事から急遽出掛ける事に。

この最終日で、彼女が演じる主人公の妹役を見ていて、以前から抱いていた妹が欲しかったという想いを更に強くするのだった。
2002年09月25日 20時47分05秒

別れ
誕生日の前日、私は大切な友人を一人失った。
2002年09月30日 20時43分48秒

金木犀
金木犀の花の香りがする。

この香りがすると、私は、ある女性に「私のイメージを教えて下さい」と問われた時に、「金木犀の花の香り、かな」と答えた事を必ず思い出す。

その女性には「でも、香りそのものではないよ」と言ったのだが、間違い無くその存在は、私をハッとさせた。
2002年10月01日 21時53分20秒

i/flancy
音楽への興味を著しく失っていたが、矢井田瞳の"i/flancy"を試聴する機会が有り、「未完成のメロディ」に痛く感動する。

この曲は彼女の最高傑作ではなかろうか? この曲1曲だけで、アルバムを買う価値が有るだろう。

が、試聴の際、プレーヤーの設定が1曲リピートになっていて、知らない内に2回聴いていて、随分長い曲だなあ、と思い込むというアホな事に。
しかし、このリピートが違和感無いのも事実。

アルバムでは、消え入る様に「未完成のメロディ」が終わった後、スネアがフェードインして来て、「アンダンテ」が始まる訳だが、この構成は見事。シングルで聴いた時は、ああ、このグルグルと廻る様なギターのリフ(これは矢井田瞳の曲のアレンジに幾つか見られる特徴かなと考えている)が下卑ていてツマラナイ曲だなぁ、と思っていた「アンダンテ」が、強烈に格好良いハードな曲へと変身した瞬間であった。

大阪ドーム、行きたいな。まあ独りで行っても惨めになるだけだが。
2002年10月03日 22時04分40秒



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